iDeCo節税額シミュレーター

iDeCoの掛金は全額が所得控除になります。年収と掛金から、 毎年いくら税金が軽くなるか、60歳までの累計でいくらになるかを計算します。

1年間で軽くなる税金

¥—

所得税の軽減 ¥—
住民税の軽減 ¥—
年間の掛金 ¥—
掛金に対する節税率

60歳までの累計

積み立てる掛金の合計 ¥—
節税額の累計 ¥—
口座管理手数料の合計 −¥—
手数料を引いた節税メリット ¥—

運用による増減は含めていません。上の金額は運用が横ばいでも確定して得られる分です。 手数料は月171円(国民年金基金連合会105円+信託銀行66円)で計算しており、 これに加えて金融機関ごとの運営管理手数料がかかる場合があります。

本ツールの数値は目安であり、実際の節税額を保証しません。所得控除は基礎控除と社会保険料控除(概算)のみを見ており、配偶者控除・扶養控除・生命保険料控除・住宅ローン控除などは含めていません。正確な金額は源泉徴収票の課税所得でご確認ください。

iDeCoの節税は「運用がうまくいったら」ではない

投資の話は「年利◯%で運用できたら」という前提がつきものですが、 iDeCoの所得控除による節税は運用成績に関係なく確定します。 掛金を出した年の所得税・住民税が、その場で軽くなるためです。

掛金の全額が「小規模企業共済等掛金控除」になるので、課税所得がそのぶん下がります。 課税所得300万円程度の会社員なら所得税10%+住民税10%で、 掛金のおよそ20%が戻る計算になります。 月2.3万円(年27.6万円)なら年間で約5.6万円です。

年収が高いほど戻る額が大きい

所得税は累進課税なので、課税所得が大きい人ほど節税額も大きくなります。 同じ月2.3万円を掛けても、戻る金額は次のように変わります。

課税所得 所得税+住民税 年27.6万円の掛金で戻る額
195万円以下約15.1%約4.2万円
195万〜330万円約20.2%約5.6万円
330万〜695万円約30.4%約8.4万円
695万〜900万円約33.5%約9.2万円
900万〜1,800万円約43.7%約12.1万円

復興特別所得税(所得税額の2.1%)を含めた税率です。 自分の課税所得は源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引くと分かります。 おおよその手取りと税額は手取り計算機でも確認できます。

職業ごとの掛金の上限

区分 月額の上限 年額
自営業・フリーランス(第1号)6.8万円81.6万円
会社員(企業年金なし)2.3万円27.6万円
会社員(企業年金あり)2.0万円24.0万円
公務員2.0万円24.0万円
専業主婦・主夫(第3号)2.3万円27.6万円

自営業の枠が突出して大きいのは、会社員のような厚生年金や退職金がないためです。 国民年金基金や付加保険料と合算しての上限なので、併用する場合は合計で6.8万円までとなります。 自営業の方の税負担は個人事業主の税金シミュレーターでも確認できます。

なお、企業年金がある会社員は「他制度の掛金と合わせて月5.5万円まで」という枠もあるため、 勤務先の担当窓口で自分の上限を確認してください。

忘れてはいけないデメリット

  • 原則60歳まで引き出せません。これが最大の制約です。 教育費や住宅購入の頭金には使えないので、いつ必要になるか分からないお金は NISAのほうが向いています。
  • 手数料がかかります。加入時に2,829円、毎月171円が最低でも必要です。 金融機関によってはこれに運営管理手数料が上乗せされるため、 手数料が無料の金融機関を選ぶことが実質的なリターンに直結します。
  • 受け取るときに課税されます。iDeCoは非課税ではなく「課税の繰り延べ」です。 ただし一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除が使えるため、 多くの人は掛けたときの節税額のほうが大きくなります。
  • 掛金の変更は年1回だけです。停止(休止)はいつでもできますが、 金額の変更は年に1回に限られます。無理のない額から始めるのが安全です。

退職金がある人は受け取り方に注意

iDeCoを一時金で受け取ると退職所得として扱われ、退職所得控除が使えます。 ただし勤務先の退職金と同じ年(または近い年)に受け取ると、 控除の枠を共有することになり、控除を使い切って課税されることがあります

受け取る年をずらす、一時金と年金を組み合わせるなど、受け取り方で税額は変わります。 退職金側の税額は退職金の税金シミュレーターで計算できます。 金額が大きくなる人は、受け取る前に税理士に相談する価値があります。

NISAとどちらを優先すべきか

節税効果だけならiDeCoが有利ですが、60歳まで引き出せない点をどう見るかで答えが変わります。

  • 老後資金と割り切れるお金:iDeCo(所得控除の分だけ有利)
  • 途中で使う可能性があるお金:NISA(いつでも引き出せる)
  • 両方できるなら:iDeCoを上限まで使い、残りをNISAへ

同じ掛金でどちらが得かの比較はNISA vs iDeCo 比較で、 将来いくらになるかは積立投資シミュレーターで試算できます。 老後に必要な金額から逆算したい場合は老後資金シミュレーターが使えます。

年末調整・確定申告での手続き

会社員は、秋ごろに届く「小規模企業共済等掛金払込証明書」を 年末調整の書類(保険料控除申告書)に添えて提出すれば完了します。 書き方は年末調整の書き方にまとめています。 戻る金額の目安は年末調整シミュレーターでも確認できます。

自営業の方や、年末調整に間に合わなかった会社員は確定申告で控除を受けます。 手順は確定申告のやり方をご覧ください。 証明書を出し忘れると節税は受けられないので、届いたら必ず保管してください。

このツールが使っている掛金の上限と控除の扱いは 2026年8月時点のものです。 使用している数値と出典を見る

このページの数値と出典

このページで使っている値と、その根拠です。制度の数値も各社の料金も改定されるため、 判断の前には出典元でお確かめください。

iDeCo(個人型確定拠出年金)2026年8月時点

  • 拠出限度額(自営業・第1号)月68,000円国民年金基金・付加保険料と合算
  • 拠出限度額(会社員・企業年金なし)月23,000円
  • 拠出限度額(会社員・企業年金あり)月20,000円2024年12月の改正後
  • 拠出限度額(公務員)月20,000円2024年12月の改正後
  • 拠出限度額(第3号被保険者)月23,000円
  • 掛金の扱い全額が小規模企業共済等掛金控除
  • 受け取り開始原則60歳加入期間が10年未満だと繰り下がります
  • 口座管理手数料月171円〜国民年金基金連合会105円+信託銀行66円

拠出限度額は制度改正の対象になりやすい項目です。企業年金がある方は勤務先の制度によって上限が変わるため、必ず勤務先の担当窓口でご確認ください。受け取り時の税金は、退職金の有無・受け取る順序・間隔によって大きく変わります。

出典: iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)厚生労働省「確定拠出年金制度」国税庁「退職所得」

サイト全体で使っている数値の一覧は 計算の根拠と出典にまとめています。 一次情報と突き合わせた記録も同じページに公開しています。