税率が上がっても、手取りが減ることはない
所得税は課税所得が一定額を超えると税率が上がりますが、上がるのは超えた部分だけです。年収が1円増えたせいで手取り全体が減る、ということは税率の仕組みでは起きません。「年収が上がると損をする」と言われるのは、社会保険や扶養の条件、令和8年分にできた基礎控除の段差(年収約666万円)など、控除や加入条件が段階的に切り替わる場面の話です。
控除で戻る率は、いまのところ約15%
所得控除で戻る金額は、所得税率と住民税率を足した率で決まります。年収500万円なら所得税5%(復興税込みで約5.1%)と住民税10%で約15%なので、iDeCoに1万円入れれば約1,500円が戻る計算です。年収が526万円を超えると約20%、674万円を超えると約30%まで上がります。控除の効果を大きくしたいなら、年収が上がってから掛金を増やすという考え方もできます。