年収が上がっても、社会保険料の負担率はむしろ下がっていく
社会保険料は191.8万円と大きな額ですが、年収に対する割合は14.8%です。年収300万円のときは14.8%、700万円でも14.8%……と、実はこの帯まではほぼ一定に見えます。ただし健康保険と厚生年金には上限があるため、これより上の年収では割合が下がりはじめます。手取り率を押し下げ続けているのは所得税の累進のほうで、年収1,300万円の所得税135.9万円は、年収700万円の28.6万円の約4.8倍です。年収は1.9倍にしかなっていません。
ふるさと納税の上限は、この年収帯で大きく伸びる
ふるさと納税の控除上限は住民税所得割額から決まるため、年収が上がるほど大きくなります。住民税が87.5万円あるこの年収帯では、上限も相応の額になります。上限を使い切らずに終わるのは、単純に取りこぼしです。また、所得控除で戻る率が33%あるということは、iDeCoに1万円入れれば約3,300円が戻るということでもあります。年収400万円の人の約1,500円と比べると倍以上です。使える枠を一度棚卸しする価値があります。