配偶者控除が消えても、配偶者が働く意味が減るわけではない
配偶者控除が使えなくなるのは、あくまで本人(所得の多いほう)の所得が基準を超えたからです。配偶者の側の働き方とは関係ありません。「うちは配偶者控除が使えないから、パートを増やしても意味がない」という判断は逆で、控除がもう無い以上、配偶者の収入をどこかの壁で止める理由も一つ減っています。社会保険の加入基準(年収106万円・130万円)は別の制度なので、そちらは引き続き確認が必要です。
昇給50万円で残るのは28.4万円。額面の57%
年収1,200万円から1,250万円へ上がったとき、手取りの増え分は28.4万円です。残る割合は57%で、年収300万円の77%と比べると20ポイント低い。額面を50万円増やす交渉と、控除を50万円積む工夫では、後者のほうが手取りへの効き方が大きくなる領域に入っています。企業型確定拠出年金のマッチング拠出、iDeCo、小規模企業共済など、所得から引ける制度を使い切っているかを確認してください。