社会保険料は青天井には増えない
年収が上がれば社会保険料も比例して増える、と思われがちですが、厚生年金保険料には標準報酬月額の上限があり、健康保険にも上限があります。上限に達したあとは、いくら年収が上がっても保険料は増えません。手取り率が下がり続ける主な原因は所得税の累進で、社会保険料の負担は率としてはむしろ軽くなっていきます。「稼ぐほど社会保険で持っていかれる」という言い方は、この年収帯では正確ではありません。
同じiDeCoでも、年収300万円の約3倍が戻る
所得控除で戻る金額は、その人の限界税率で決まります。年収1,500万円なら所得税33%+住民税10%で約43%。iDeCoに1万円入れると約4,300円が戻ります。年収300万円の人は約1,500円なので、およそ3倍の差です。ふるさと納税の上限額も年収に応じて大きくなります。この年収帯では、控除を使い切っているかどうかで手取りが年間数十万円変わることがあり、確認する価値がいちばん大きい段階です。