目標は「金額」と「時期」をセットで決める
「1,000万円貯めたい」だけでは行動に落ちません。 いつまでにを決めて初めて、毎月いくら必要かが決まります。
逆に「毎月5万円なら出せる」という制約が先にある場合は、 その積立でいつ届くかを見て、目標時期のほうを現実に合わせます。 上のツールはこの両方向を切り替えられるようにしています。
期間が長いほど、運用の効果が効いてくる
1,000万円を貯める場合に必要な毎月の積立額です(元手0円)。
| 期間 | 現金だけ | 年利3%で運用 | 差 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 約83,300円 | 約71,600円 | −11,700円 |
| 15年 | 約55,600円 | 約44,000円 | −11,600円 |
| 20年 | 約41,700円 | 約30,400円 | −11,300円 |
| 30年 | 約27,800円 | 約17,200円 | −10,600円 |
注目すべきは差額そのものより割合です。 10年なら14%の軽減ですが、30年では38%も少なくて済みます。 複利は時間をかけるほど効くため、早く始めるほど毎月の負担が軽くなります。
現金と運用の使い分け
「運用したほうが得」という結論だけを取るのは危険です。 判断の軸は利回りではなくいつ使うお金かです。
| 使う時期 | 向いている置き場所 | 理由 |
|---|---|---|
| いつ使うか分からない | 現金(生活防衛資金) | 急な失業や病気に備える。生活費の3〜6ヶ月分が目安 |
| 3年以内 | 現金・定期預金 | 値下がりしたタイミングで使わざるを得なくなる |
| 5〜10年 | 一部を運用 | 時期をずらせる余地があるかで判断が変わる |
| 10年以上先 | 運用の選択肢が出てくる | 値動きを吸収する時間がある |
住宅の頭金のように時期を動かせないお金は、運用に回すと 「買いたいときに下がっている」という事態が起こり得ます。 老後資金のように時期に幅があるお金とは扱いを分けるのが基本です。
運用するなら非課税制度を先に使う
運用益には通常20.315%が課税されます。100万円増えたら約20万円が引かれる計算です。 NISA口座ならこれが非課税になるため、同じ運用でも手元に残る額が変わります。
- NISA:いつでも引き出せます。使う時期が決まっていないお金向け。 将来いくらになるかは積立投資シミュレーターで
- iDeCo:60歳まで引き出せませんが、掛金が全額所得控除になります。 戻る額はiDeCo節税額シミュレーターで
- どちらを優先するかはNISA vs iDeCo 比較で
目標別の関連ツール
- 住宅の頭金:借入可能額シミュレーターで必要な頭金の目安が分かります
- 教育資金:教育費・習いごとシミュレーターで進路別の総額を確認できます
- 老後資金:老後資金シミュレーターで必要額から逆算できます
- 早期リタイア:FIRE計算機で必要資産と達成年数を出せます
この計算の前提
- 積立は毎月末に行う前提の月次複利で計算しています
- 税金・手数料・インフレは含めていません
- 想定利回りが毎年そのとおり続いた場合の数字です。実際の値動きは上下します
- 元本割れの可能性があります。投資判断はご自身の責任でお願いします