配当金のしくみ
配当金は、企業が稼いだ利益の一部を株主に還元するお金です。 「1株あたり◯円」という形で決まるので、受取額 = 1株配当 × 保有株数で計算できます。
配当利回りは「1年間の配当が投資額の何%か」を表す指標で、 1株配当 ÷ 株価 × 100で求めます。同じ配当額でも株価が下がれば利回りは上がります。
税金は受け取る時点で引かれる
上場株式の配当金は、支払われる時点で20.315%が源泉徴収されます。 これで納税は完了するため(申告不要制度)、多くの人は何もしなくて構いません。 振り込まれる金額は税引後なので、表面の利回りより実際の手取りは少なくなります。
なお、課税所得が少ない人は確定申告で総合課税を選び、 配当控除を使ったほうが有利になることがあります。目安として、 課税所得が695万円以下なら検討の価値があります。自分の課税所得は 手取り計算機でおおよそ確認できます。
NISAで受け取れば非課税
NISA口座で保有している株の配当は非課税です。ただし受取方法の設定に 注意が必要で、「株式数比例配分方式」(証券口座で受け取る方式)にしていないと 課税されてしまいます。銀行振込や郵便局受取のままだと非課税になりません。
配当だけで生活するには、いくら必要?
利回り4%の株を課税口座で持つ場合、税引後の実質利回りは約3.19%です。 毎月3万円(年36万円)の手取りを得るには、およそ1,130万円の投資が必要になります。 NISAなら非課税なので約900万円で届きます。この差が非課税枠の価値です。
上のシミュレーターの下部で、目標額と想定利回りから必要な投資額を逆算できます。 積立で資産を作っていく過程は積立投資シミュレーター、 老後に取り崩す設計は老後資金シミュレーターで確認できます。
注意しておきたいこと
- 配当は保証されていません。業績が悪化すれば減配・無配になります。 利回りだけで選ぶと、株価下落と減配の両方を受けることがあります。
- 権利確定日をまたぐ必要があります。その日に株主名簿に載っていないと 配当はもらえません。翌営業日には株価が配当分下がる(配当落ち)のが一般的です。
- 米国株は二重課税になります。現地で10%引かれたうえで日本でも課税されます。 確定申告で外国税額控除を使えば一部を取り戻せます。
よくある質問
株を売ったときの税金も知りたい
売却益にも同じ20.315%がかかります。 株の税金計算で、手元に残る金額を試算できます。
確定申告が必要になるのはどんなとき?
譲渡損失と配当を相殺したいとき、配当控除を使いたいとき、外国税額控除を受けたいときです。 手順は確定申告のやり方にまとめています。