「150万円までは同じ率」ではあるが、税率は先に上がる
社会保険料の上限は150万円ですが、所得税の税率はそれより手前で上がります。賞与120万円だと年収の見込みが大きくなり、所得税の限界税率が一段上の帯に入ることがあります。つまり120万円から150万円の間は、社会保険料は満額かかったまま所得税率だけが上がる、いちばん手取り率が下がりやすい区間です。
残り30万円で上限に届く、という位置づけ
厚生年金の標準賞与額は1回150万円が上限です。賞与120万円の人があと30万円増えると上限にちょうど到達し、それを超えた分には厚生年金保険料(9.15%)がかかりません。150万円を超える賞与が出る会社では、超過分の手取り率が明確に上がります。昇給交渉や転職の比較をするときは、額面だけでなくこの境目を意識すると実際の手取りが読めます。