失業保険(基本手当)のしくみ
会社を辞めて次の仕事を探す間、生活を支えてくれるのが失業保険(正式には雇用保険の 基本手当)です。もらえる総額は 基本手当日額 × 所定給付日数で決まります。
基本手当日額の決まり方
まず退職前6ヶ月の賃金から賃金日額(おおよそ月給÷30)を出し、 それに45〜80%の給付率をかけたものが基本手当日額です。 給付率は賃金が低い人ほど高くなる仕組みで、生活への影響が大きい人ほど手厚くなります。 日額には年齢帯ごとの上限があり、高収入でも一定額で頭打ちになります。
給付日数は退職理由で大きく変わる
自己都合退職は、加入年数だけで給付日数が決まります(90〜150日)。 会社都合退職(倒産・解雇など=特定受給資格者)は、年齢と加入年数の組み合わせで 最大330日まで長くなります。同じ人でも、退職理由で受給総額が2倍以上変わることがあります。
受け取り始めるまでの時間差に注意
申請後、まず全員に7日間の待期があります。自己都合の場合はさらに 約2ヶ月の給付制限があり、その間は支給されません。会社都合なら給付制限がなく、 待期後すぐに受給が始まります。自己都合で辞める場合は、最初の入金まで 2〜3ヶ月の生活費を用意しておくと安心です。
退職前後にやること
失業保険のほかにも、退職すると健康保険・年金・住民税の手続きが必要になります。 全体の流れは退職・転職でやるお金の手続きに まとめています。退職金がある場合は退職金の税金シミュレーター、 再就職後の手取りは手取り計算機で確認できます。
よくある質問
パート・アルバイトでももらえますか?
週20時間以上働くなど、雇用保険に加入していれば対象です。加入年数などの条件を満たす必要があります。
すぐに再就職したら損ですか?
早く再就職すると「再就職手当」がもらえる場合があります。残りの給付日数が多いほど手当も多くなるため、 早期の再就職が必ずしも損になるわけではありません。