車を持つと、年間いくらかかるのか

最終更新: 2026年8月12日

車の費用はあちこちに分かれて出ていくので、 合計を把握している人はあまりいません。 税金は年1回、車検は2年に1回、保険は年払い、ガソリンは都度。 全部足すといくらになるのか、まず出します。

全部足すと

前提:軽は年6,000km・燃費22km/L、普通車は年8,000km・燃費15km/L。 ガソリン175円/L。車両本体の代金とローンは含めていません (すでに持っている、または一括で買った前提)。

費目 軽自動車 普通車 差
自動車税 ¥10,800 ¥36,000 +¥25,200
車検(年あたり) ¥30,000 ¥45,000 +¥15,000
任意保険 ¥45,000 ¥65,000 +¥20,000
駐車場 ¥96,000 ¥144,000 +¥48,000
整備・消耗品 ¥30,000 ¥45,000 +¥15,000
ガソリン ¥47,727 ¥93,333 +¥45,606
年間の合計 ¥259,527 ¥428,333 +¥168,806
月あたり ¥21,627 ¥35,694 +¥14,067

普通車で月¥35,694。 家賃や食費と並ぶ規模の固定費です。 そしてガソリン代は全体の22%にすぎません。 値上がりのたびに気になる部分ですが、金額としては小さいほうです。

結論を左右するのは駐車場

いちばん大きいのは、実は駐車場代です。持ち家で敷地に停められるかどうかで、 同じ車でもまったく違う金額になります。

駐車場を借りる 自宅に停められる 差
軽自動車 ¥259,527 ¥163,527 −¥96,000
普通車 ¥428,333 ¥284,333 −¥144,000

駐車場がないだけで年14万円前後変わります。 「都会では車は贅沢」と言われるのは、車体の話ではなく ここが効いているからです。

手放すかどうかの目安

使う頻度が少ないなら、持たずにそのつど借りるという選択があります。 1回あたり¥4,000として、何回まで使えば並ぶのかを出しました。

年間の維持費 同額になる利用回数 頻度でいうと
軽自動車 ¥259,527 年65回 月5.4回
普通車 ¥428,333 年107回 月8.9回

週1回以上乗るなら持ったほうが安く、月1〜2回ならそのつど借りるほうが安い。 これが金額としての結論です。 毎日通勤で使うなら、そもそも比較になりません。

ただし金額で決まらない部分があります。 深夜に急に必要になる、小さい子どもがいて荷物が多い、 公共交通が少ない地域に住んでいる。 こういう事情があるなら、多少高くても持つ意味があります。 逆に「なんとなく持っている」なら、この計算を一度してみる価値があります。

年数が経つと上がるもの

上の表は平均的な状態での計算です。実際は年数とともに増える費目があります。

  • 自動車税の重課 — 新規登録から一定年数(ガソリン車で13年)を超えると 税額が上がります。長く乗るほど不利になる仕組みです。
  • 車検で交換する部品が増える — バッテリー、タイヤ、ブレーキ、ベルト類。 10年を超えると、車検のたびに10万円台になることも珍しくありません。
  • 燃費が落ちる — 大きな差ではありませんが、じわじわ効きます。

逆に下がるものもあります。任意保険は等級が上がれば安くなり、 車両保険を外す判断もできるようになります。 古い車は車両保険をかける意味が薄くなるためです。

削るならどこか

  1. 任意保険を見直す。 年に一度、条件を変えずに見積もりを取り直すだけで下がることがあります。 車両保険の要否は、車の価値と貯蓄で判断します。
  2. 駐車場を探し直す。 金額が大きいわりに、契約したまま何年も見直していないことが多い部分です。 数百メートル離れるだけで下がることがあります。
  3. 次に買うときの車格を考える。 普通車から軽にすると、この条件では年17万円変わります。 買い替えのときにしか動かせないので、そのとき考えます。
  4. ガソリンは最後。 全体の22%程度なので、 ここを頑張っても大きくは変わりません。

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本記事の金額は、記載した前提にもとづく概算です。自動車税は排気量、車検費用は車種と整備内容、任意保険は年齢・等級・補償内容、駐車場代は地域によって大きく変わります。車両本体の代金・ローン・減価は含めていません。実際の金額は各社の見積もりでご確認ください。

このツールが使っている税額と検査の手数料は 2026年8月時点のものです。 使用している数値と出典を見る

このページの数値と出典

このページで使っている値と、その根拠です。制度の数値も各社の料金も改定されるため、 判断の前には出典元でお確かめください。

車の維持費(税・検査)2026年8月時点

  • 自動車税・軽自動車税排気量別の年税額(地方税)
  • 自動車重量税車両重量と経過年数による税額
  • 車検(継続検査)検査手数料と自賠責保険料

自動車税は排気量と初度登録からの年数、重量税は車両重量と経過年数で決まります。任意保険料・駐車場代・整備費は相場であって公的な統計ではないため、ご自身の条件で入れ替えてお使いください。

出典: 総務省「自動車税・軽自動車税」/国土交通省「自動車の検査(車検)・登録」

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