なぜプロンプトを短くすると節約になるのか
AIの利用料(クレジット)は、やり取りしたトークンの量で決まります。 課金されるのは入力だけではなく出力もで、しかもチャットを続けると 過去のやり取りが毎回まとめて送り直されます。 つまり最初のプロンプトが長いと、その分がやり取りのたびに繰り返し課金されることになります。
日本語のプロンプトは「お忙しいところ恐れ入りますが」「〜していただけますでしょうか」 といった表現でトークンが膨らみがちです。これらはAIへの指示としては意味を持たないため、 削っても回答の質は変わりません。
「守り」と「攻め」の2モード
入力欄と出力欄のあいだで、変換の強さを切り替えられます。切り替えても入力した文章は消えませんので、 両方を見比べてから使う方を選べます。
- 守り:意味と自然な日本語を保ったまま、決まり文句だけを削ります。 長い指示や細かい条件がある場合はこちら。
- 攻め(原始人語):助詞・敬語・句読点まで落として電文体にします。 「添付の資料について 重要なポイント 3つ箇条書きでまとめて」のような形になり、削減量は大きくなります。 AIは文脈から補完できるので多くの場合は通じますが、日本語としては不自然になります。
短い指示なら攻めでも問題ないことが多く、逆に条件が入り組んだ指示は守りのほうが安全です。 迷ったら守りから試してください。
このツールがやっていること
決まったルールにもとづいて、次のような「消しても指示内容が変わらない部分」を整理します。
- クッション言葉・前置き(お忙しいところ/恐れ入りますが/もし可能であれば)
- あいさつ・お礼(よろしくお願いします/ありがとうございます)
- 回りくどい依頼表現(〜していただけますでしょうか → 〜して)
- 冗長な言い回し(〜することができます → 〜できます、〜における → 〜の)
- 英語の丁寧表現・フィラー(Could you please / just / in order to → to)
- 全角スペース・余分な空行
- (攻めのみ)助詞「を・は・が」の省略、です・ます調の廃止、句読点の圧縮
助詞を削るときは、漢字・カタカナに挟まれた場合だけを対象にしています。 「はがき」「学校がある」のように単語の一部になっているひらがなは壊しません。
変換はすべてブラウザ内で完結します。AIのAPIは使っていないので、 入力したプロンプトが外部に送信されることはありません。機密を含む文面でも安心して試せます。
削るより効く「構造の工夫」
正直なところ、言葉づかいの短縮より使い方の工夫のほうが節約効果は大きいです。 特に効くのは次の3つです。
- 会話を伸ばしすぎない:話題が変わったら新しいチャットにする。履歴の再送がなくなります
- 資料を丸ごと貼らない:必要な部分だけ、または要約して渡す
- 出力形式を指定する:「箇条書きで」「300文字以内で」と書くと出力トークンが減ります
考え方の全体像はAIのクレジットを節約する方法に まとめました。実際のトークン数はAIトークン数カウンターで数えられます。
短くしすぎに注意
削りすぎて意図が伝わらないと、AIが的外れな回答をして聞き直しが発生し、結果的に トークンを多く消費します。特に、条件・制約・前提(「〜は除く」「初心者向けに」など)は 短くても残す価値があります。このツールはそうした意味のある語句には触れませんが、 変換後の文が自然かどうかは目視で確認してください。
あわせて使いたい
AIの費用対効果はAI導入コスト削減シミュレーターで、 どのサービスが自分に向くかはAIサービス目的別診断で確認できます。 お金や税金をAIに聞くときの注意は AIにお金・税金のことを聞くときの注意をどうぞ。